秀学ゼミナール

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教育ブログ 「よなはTのひとり言」㊸

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その平中の文、どんな女も靡(なび)いてしまう歌にも、かの侍従は一向に返事をよこしません。季節も移り、六十通ばかり文を出した頃、「みつ(見ました)」と書かれた二文字だけの文がようやっと侍従から届く。
雨夜に本院の侍従の局(つぼね)に忍んで行った平中は、長らく待たされた後ようやく侍従と会うことができた。
香を焚きこめた暗闇で、夢が現(うつつ)に変わろうとするその刹那、侍従は忽然と立ち去ってしまう。
侍従の幻から脱しない限り平中は生きていけないことを悟り、ある決心をする。
「あの女の浅ましいところを見つけること」それ以外に焦がれ死にから逃れる術はない。
その時、侍従の女童(身の回りの世話をする)が絵扇の陰に何か筐(はこ)を持って通りかかる。平中は侍従のした糞(まり:うん○)に違いないと思い定めその筐を奪う。
百年の恋も霧消するだろう。意を決し筐を開いた平中の眼に飛び込んできたものは。
香水の中に濃い色の香木が二つ三つ。
その二寸ほどの物を噛みしめた平中は失神して仏倒しに倒れてしまう。
平中の行動は理解できるのですが、侍従はなぜ、「香細工の糞」まで作らせたのでしょうか。

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