秀学ゼミナール

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教育ブログ 「よなはTのひとり言」㊶

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イギリスの小説家フォスターが「ストーリー」と「プロット」の関係についておもしろいことを述べています。
『ストーリーは時間的順序に配列された諸事情の叙述。プロットもまた、諸事情の叙述だが、重点は因果関係におかれる』と。
「王が亡くなられ、それから王妃が亡くなられた」これはストーリー。
「王が亡くなられ、それから王妃が悲しみのあまり亡くなられた」といえばプロットです。
「それからどうした」に重点をおけば物語、「なぜ?」に焦点をあてれば小説ということでしょうか。そう考えると一つの作品でも、話の筋をたどって、次の展開がどうなるのかわくわくしながら読めば、物語を読んでいることになり、登場人物の気持ちに寄り添って因果関係を究明しながら読めば、小説を読んでいることになります。
物語的な読書はすらすら、小説的な読書はゆっくりといった感じでしょうか。
気持ちを汲みとるためには行間を読まなければいけません。
自然と文章の森を揺蕩(たゆた)うことになります。
小説の中の時間は「それからどうした」という物理的な時間のほかに人間の心の時間も描かれます。
時の流れが止まっているのです。確かに「源氏物語」は小説なのです。

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