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教育ブログ 「漢字は多く書けば覚える!」のウソ(漢字編⑤)

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さあ、前回の解答です。
「晴」の成り立ちは③会意か④形声か?③説の人は、「日」+「青」=「晴」と考えたのでしょう。
でも、④「形声」とも考えられます。意符が「日」で音符が「青」。ここで③会意について少し詳しく見ていきましょう。

「日(ニチ)」+「月(ゲツ)」=「明(メイ)」、「口(コウ)」+「鳥(チョウ)」=「鳴(メイ)」。
( )の音読み(音読みも一通りではなく、呉音、漢音、唐音がある)に注目してください。
(ニチ)(ゲツ)(メイ)、(コウ)(チョウ)(メイ)。気が付きましたか。
「日(ニチ)」+「青(セイ)」=「晴(セイ)」。「青(セイ)」「晴(セイ)」とかぶりましたね。
だから「晴」は「青(セイ)」が音符、「日(ニチ)」が意符である④形声文字なのです。

もう一つ問題です。「聞」の漢字の部首を答えてください。
部首は「くさかんむり」とか「にんべん」といった漢字の部品です。
位置によって「偏(ヘン)」「旁(つくり)」「冠(かんむり)」「脚(あし)」「垂(たれ)」「繞(ニョウ)」「構(かまえ)」の七つに分けられますが、位置が不明な部首もあります。

部首を問う問題が「漢検」で出題されます。全漢字の90%が形声文字なので「意符」を考えれば正解にたどり着きます。
しかし漢字を分類する必要上「象形」「指事」「会意」にも部首があるので、特殊な部首は覚えなければいけません。
部首名は日本語ですので漢字に直したりすると意味が掴めます。「りっとう」は「立刀」、すなわち「刀」を「立」てた形を模した字形です。「のぎへん」は「ノ」+「木」=「ノ木偏(のぎへん)」という具合です。

さて、問題に戻りましょう。「聞」の部首はなんでしょうか。
すぐに「もんがまえ(門構)」という答えが返ってきました。
正解は?「ブッブー!」です。
「聞」はご多聞にもれず形声文字です。音はどこで聞くのでしょう。「耳」ですよね。だから意符は「耳」。「門」は音符です。
聴聞という熟語は「ちょうもん」と読むでしょう!でも、「もんがまえ」という部首ありますよね?

「聞」の部首が「もんがまえ(門構)」ではない?
それでは「もんがまえ」の漢字は?「開」「閉」「間」「関」など。
これらは、左右両開きの戸の象形「門」が意符になります。ですから、どの漢字も「モン」とは読みません。「聞」の部首は「耳」ですがどの位置にも属しませんので「耳(みみ)」という部首名です。「問」「悶」も「口(くち)」「心(こころ)」が部首ということになります。

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