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教育ブログ 「漢字は多く書けば覚える!」のウソ(漢字編④)

教育ブログ 「漢字は多く書けば覚える!」のウソ(漢字編④)

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漢字のルーツは甲骨文字です。亀の甲羅の腹や牛の肩甲骨に刻したのが始まりです。
殷王朝の頃(約3200年前)だと言われています。

王が卜(うらな)いによって神の声を聞きました。
骨を焼いてその罅(ひび)の入り方で卜ったようです。それを骨に刻したのです。ですから漢字は神のことばそのもので神聖なものでした。

また、文字を扱えるのも神と交信できる権力者の特権だったのです。
実際は王が民を従わせるために神という聖的な権威を利用したのかもしれません。
「西の国を攻め滅ぼしたい」と考えた王が卜いによってどんな罅が入ったかに関わらず、「天(神)が西の国を滅ぼせと言っている。軍を進めるぞ。」という具合に。

六書(りくしょ)という語を知っているでしょうか?
漢字の成り立ちを説明する六種の分類です。象形、指事、会意、形声、転注、仮借(かしゃ)。

象形は物の形をかたどって字形にしたもので「山」「月」「魚」などです。
指事は形に表せない数量や位置などの抽象的概念を文字化したものです。「一」「ニ」「上」「下」「本」…がこれに当たります。
会意は二字以上の漢字の字形・意味を合わせて作られた漢字、漢字の足し算です。「日」+「月」=「明」、「口」+「鳥」=「鳴」、「田」+「力」=「男」、「木」+「木」=「林」など。
形声は音を表す字「音符」と意味を表す字「意符」を合わせて一字とした漢字です。「河」「校」「花」「霧」…実は今ある漢字の90パーセントは形声(形声文字)です。

「草」という字は形声文字です。「くさかんむり」が意符、「早」が音符です。
早朝、早急などに使われる「早」は会意文字で「日」+「十(以前は「甲」)」からできています。人の頭上に太陽があがりはじめる朝を表す字で「はやい」の意味です。人の頭が「甲」、太陽が「日」です。「はやい」は「ソウ」と発音していました。

野原に生えている「くさ」も「ソウ」と発音していたのですが、これを表す文字はまだありませんでした。それならば、「早」の字に植物を意味する部品「くさかんむり」を付けてしまえということで誕生したのが「草」という字です。

このように「意符」と「音符」からできている形声文字が続々とできていきました。
だから漢字全体の9割が形声文字であることもうなずけます。
さらに形声文字の特徴として「意符」がその漢字の「部首」だということです。これはとても重要です。漢字の9割が形声文字で「音符(音読みを表す部分)」でない方がその漢字の部首。「草」の音読みは「ソウ」=「早」なので「くさかんむり」の部分が部首です(「くさかんむり」だから部首にきまっているだろうと思わないでください。

さて、ここで問題です。「晴」の字の成り立ちは?
①象形、②指事、③会意、④形声の内のどれでしょう?生徒に聞いてみると、①、②はさすがにいません。③と④が半々です。正解は次回!

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