秀学ゼミナール

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02月

教育ブログ 「よなはTのひとり言」㉗

前にも書きましたが、大晦日に除夜の鐘を聞き百八つの煩悩を払ってもらい、都合の悪いことは水に流して、新たな気持ちで新年を迎える。大晦日はなんと便利な装置なんだろうと。
水に流して気持ちをリセットする。我々は気づいていないかもしれませんが、日本に脈々と流れている心的伝統なのかもしれません。
時の流れを一端切って、まっさらな状態から始めたい。4月からは新年度がスタートします。
まっ白なキャンバスにはどんな素敵な絵がかけるのでしょうか。
「タブラ・ラサ(白紙)」からの出発。
しかし、どうあがいてみたところで、時間の流れは止められません。
「不可逆」!時を遡ることはできないのです。
「あの時に戻れたらなぁ」溜息が聞こえてきます。
生徒たちもよく呟きます。すかさず私は、こうきりかえします「時をもどす方法を二つ知っているよ。知りたい?」「はい!」「一つ目はね、ドラえもんとお友達になること!もう一つは、タイムマシンを発明することだよ!」と。
一つ目は完全に無理でしょうが、二番目は可能性は0ではありません。
「でもね、タイムマシンを発明するには、今の何十倍も勉強しなくてはいけないね?結局、もっと努力しなさいということかな」。
しかし、思うことがあります。ビデオ、やHDDの発明はちょっとしたタイムマシンなのではないかと。
見たい番組を録画して、自分は別の場所にいて好きなことをしている。後で番組を楽しむ。
CMをとばしたり、画面をストップしてトイレに行ったり
。連続ドラマや勉強のための教養番組を取り貯めて、結局見ないで消去してしまう。
時間を伸ばすことはできても、寿命は伸ばすことができない!欲望を満たそうとして、それを消化できないジレンマに陥ってしまう。
何のための発明だったのか?焦燥感を抱いて多忙の海に身を捨てることになるのです。

ウソシリーズ 「英語は単語を多く覚えれば大丈夫!」のウソ(英語編⑭)

「英語は単語を多く覚えれば大丈夫!」と思っている人、結構多いですよね。
でもそれは、「文法」という盤石な土台が築かれていることが前提です。
英語を山に例えると、まず麓に「GRAMMAR(文法)」次に「READING」そして「LISTENING」「WRITING」と続き、頂上が「SPEAKING」となります。
よく生徒にするたとえ話:「英語を一本の木だとすると、幹や枝が文法。その枝に茂る葉が単語」だと。
ともすると、落ち葉(単語)ばかり拾い集めて全体の把握ができていない人を見かけます。
時間の割には効率の悪い勉強方法だなと思います。
幹と枝さえしっかりしていれば、自ずと葉は茂るのです。

英語を上達させたければ、次のことをやってみてください。『中学1年の英語を100%、完全に理解する』
これができれば、後は大丈夫です。「85%程度の理解でできたつもりにならないでください。」中2、中3、高校へと続く英語の試験で85点以上得点できません。もし、英語で伸び悩んでいるのならば、中学1年の英語に立ち戻って学習することをお勧めします。

最後に、動詞を分類することがありますよね。
「他動詞」と「自動詞」、過去形にするときの「規則動詞」と「不規則動詞」。
では、なぜ、「be動詞」と「一般動詞」に分ける必要があるのでしょうか?
答えが分かった人は心配いりません。
これまで通りに英語を勉強してください。
答えられなかった人は、私に聞きに来てください。

教育ブログ 「よなはTのひとり言」㉖

今日のテーマは「考える」です。
ある進学受験業界のパンフレットに記されていた内容を少し紹介しましょう。
それによると「考える」とは獲得した「知識」をどう使い、どうつなぎ合わせる(関係づける)かだと書かれています。
つまり「考える」ためにはその前提となる「知識」がないと「考える」ことすらできないということです。
「学習」とは究極「考える」ための材料である「知識」を蓄積することなのです。
そして経験したことや失敗から多くを「学習」し「悩んだり」「考えたり」しながら脳の中に強固な回路(ネットワーク)が形成されます。
最近の研究では「小脳」がその機能に関係していることが分かってきました。
常に「考えて」いると、この回路がますます鍛えられていくそうです。
生きていれば、不測の事態に直面することも多くあるでしょう。
そのほとんどの答えを自ら解かなくてはならないのです。
学校の試験と違って答えがあらかじめ用意されているわけではないのです。
つまり、「考える力」言いかえれば、問題解決能力を磨くために学習をするのです。
みなさん、「考え」ましょう。

ウソシリーズ 「英語は単語を多く覚えれば大丈夫!」のウソ(英語編⑬)

“Tom finished reading a book.”「読んだ(過去)」あるいは「読んでいる(現在)」だから“finish”「終える」ことができるのです。
“enjoy(楽しむ)”“stop(止める)” も同様です。
「不定詞」は「不定」のことだからまだ起こっていない「未来」に使い、「動名詞」は「過去(現在)」のできごとに使います。
それをふまえて次の英文を訳してみてください。
“Remember to call me.”と“Remember calling me.”
“call me”は「私に電話をする」という意味です。違いが分かりますか?
“to call me(不定詞)”は「私に電話することを覚えていて!」となって、
彼女が彼氏に「デートの約束をする電話を忘れずにかけてね」的なニュアンスでしょうか。
一方“calling me(動名詞)”は「私に電話をしたことを覚えていてね」となって
「あの電話であなたなんて言ったの?ダイヤの指輪、買ってくれるって約束したじゃない。
覚えてる!」的な感じでしょうか。
こういうのもあります。
“Tom stopped talking with Lucy.”「トムはルーシーと話す(話すこと)のを止めた。」
次に“Tom stopped to talk with Lucy.”“stopped”の後に「不定詞」が来ています。
間違った英文ですか?さにあらず。
こう訳します。
「トムはルーシーと話すために立ち止った(トムは立ち止り、ルーシーと話した)。」そうです!「不定詞」は、形は“to + 動詞の原形”ですが意味はいろいろで定まらないのでしたね。
これは「不定詞の副詞的用法」なのです。「名詞的用法(ことと訳す)」ではないので“stopped”の目的語ではないのです。
最後に「不定詞の名詞的用法」と「動名詞」の差異をもう一つ。
“lucy went out of the room without saying a word.”
「ルーシーは一言も言わずに部屋を出て行った。」
“without”は「前置詞」といって日本語にはない言葉です。
しいて近い言葉を探せば「助詞(て、に、を、は)」にあたるでしょうか。
「前置詞」の後には必ず「名詞」が続きます。
だから「動名詞」が来るのですが、「名詞」であるなら「不定詞の名詞的用法」が続いてもよさそうです。
でも残念ながら、そうなりません。
なぜか?「不定詞」の“to”も「前置詞」で、「前置詞」どうしが重なってかっこうが悪くなるからです。

教育ブログ 「よなはTのひとり言」㉕

バレンタインデーにちなんでというわけでもないのですが「チョコレート」の話をひとつ。
「このチョコドリ(チョコレートドリンク)うまいね!」
あなたはとろりと甘い風味を堪能します。「ああ、幸せ」。
ところで、このチョコの原料、カカオ豆は主にガーナから輸入されています(西隣のコートジボアールが世界一の生産国、ガーナは2位、日本は70%をガーナから輸入)。
『モノカルチャー』といって主要な産業がないところでは、外貨を獲得するために単一(mono:モノ)農産物を国をあげて生産するのです。
旧宗主国(かつてその国を植民地支配した国)イギリスが、ジャングルを切り開き(プランテーション)カカオ豆の栽培を始めました。
現地の人たちを劣悪の環境の下に置き、低賃金(賃金ははたして支払われたのか?)で働かせたのです。
その産業構造からなかなか抜け出せないのです。
取り立てた資源がない国では、近代化のカギは「教育」です。
しかし、初等教育を受けられない子供たちも数多くいます。
教育にはお金がかかります。子供たちがカカオ農園で働いているのです。
さらに悲劇的なことに、その子供たちはカカオが何に使われているのかを知りません。
チョコレートを食べたことがないからです。
さて、日本の平均寿命は、男女とも80歳を超えました。
戦後で唯一、対外戦争をしてこなかった国ということを誇りに思っている国民も多いでしょう。「平和、平和」と唱えていれば、あるいは「平和憲法があるから」この『平和』は安泰なのだ?この『チョコドリ』一杯を全地球民が等しく享受するためには、この惑星がもう2個半なければならないそうです(先進国の生活水準を全世界で送るためには)。
ガーナの平均寿命が60歳?だとしたら、我々は、20年の時をガーナの人たちから奪っていると考えるのは私だけでしょうか?

ウソシリーズ 「英語は単語を多く覚えれば大丈夫!」のウソ(英語編⑫)

(前回の続き)こうしてみると「不定詞」と「動名詞」は同じように見えます。
「不定詞」=「動名詞」だと早合点してしまう人もいるでしょう?
でも「ちょっと待った!」
「不定詞」は意味が定まらないから「不定詞」だと言いました(第一の理由)。
そう!「不定詞の名詞的用法(~ことと訳せる)」と「動名詞」は似ているのです。
しかし注意してください。
「不定詞の名詞的用法」=「動名詞」とはなりません。
ほぼイコール(≒)というのが正解です。
その若干の差についてお話します。
“I want to play tennis.”
「私はテニスがしたい(私はテニスをすることを欲する)。:名詞的用法」とは言えても“I want playing tennis.”とは言えないのです。
逆もあります。
“Tom finished reading a book.”「トムは本を読み終えた(トムは本を読むことを終えた)。」はOKですが、“Tom finished to read a book.”はNGです。
“want(~を欲する)”“hope(~を望む)”“plan(~を計画する)”などの動詞はその性格上、目的語に「不定詞」しかとれません。
最初の英文の“to play tennis”はこれから行おうとすることです。
“hope”もこれからすることを望むわけで、“plan”もこれからすることを計画するのです。つまりこれからすることは未来の内容になるので定まっていません。
つまり「不定」のことです。
ですから未来の内容が目的語になる場合は「不定詞」にしなくてはいけないのです。
これが「不定詞」と言われる第二の理由です。
そうなると反対に次の正しい英文の“reading a book”は「過去(現在)」の内容ということになります。
目的語に「動名詞」を伴う動詞に“finish”の他に“enjoy(~を楽しむ)”“stop(~を止める)などがあります。

教育ブログ 「よなはTのひとり言」㉔

「抽象化」は際限がないと前回で書きましたが、究極的には「世界」とか「宇宙」に行きついてしまいます。
われわれが、この「世界」で生きているかぎり、この「世界」のことを知りたいと希求するのは当然ですし、この「世界」を記述しつくしたいという欲望は無限に増殖し続けるでしょう。
福嶋はまた「抽象」と「具体」は「相対的」なものだとも言っています。
「ライオン・とら・おおかみ」つまり「肉食動物」つまり「動物」つまり「生き物」。
「肉食動物」は「ライオン」にくらべれば抽象的ですが、「動物」にくらべれば「具体的」です。
「相対的」とはこういうことです。このことは「ライオン・とら・おおかみ」<「肉食動物」<「動物」<「生き物」と表すこともできます。
数学の集合の考え方です。
「生き物」の部分集合が「動物」、その部分集合が「肉食動物」…。
「ライオン」を中心に置くと、その外側の円が「肉食動物」その外が「動物」という同心円の世界が広がります。
中心へ向かう矢印が「具体化」、中心から遠心へ向かう矢印が「抽象化」です。
福嶋は「マトリョーシカ(ロシアの人形で、人形の中に人形が、またその中に人形が…)方式」と名付けました。
「抽象化」の道筋をたどるときに、迷う場合は接続詞「つまり」ではなく「という」でつなげてみましょう。
「北海道・東京都・鹿児島県」つまり「日本」。なにかしっくりしません。
そこで、「北海道・東京都・鹿児島県」という「日本の地名」。しっくりと落ちつきました。
抽象化は要点をまとめるときに非常に役に立ちます。
「具体化」はものごとを細分化(分ける=分類)するとき有効な方法です。
「分ける」は「分かる」と同じ意味をもちます。

ウソシリーズ 「英語は単語を多く覚えれば大丈夫!」のウソ(英語編⑪)

「不定詞」の3用法、使い分けできますか?
意味がそれぞれ違ってくるので気をつけましょう。
「to + 動詞の原形(toなし不定詞もありますが)」という形が「不定詞」ですが意味が3用法で異なるので、意味が定まらない。
つまり「不定詞」だという説もあります。

次に準動詞の一つである「動名詞」についてお話しします。
“I like playing tennis.”の“playing”が「動名詞(“gerund”)」です。
同じ準動詞に「現在分詞」がありますが、形は「動名詞」と全く同じです。
でも働きが違います。
「動名詞」は「動詞」なのでしょうか?それとも「名詞」なのでしょうか?
「準動詞」は「動詞」ではありませんので「動名詞」は「名詞」なのです。
「動詞」に「こと」を付けて「名詞化」したものです。
ですから先程の英文は「私はテニスをするのが好きです。(私はテニスをすることを好む。)」となります。
つまり「不定詞」を使った“I like to play tennis.”と同じになるのです。